
20歳代後半から徐々に目立ってくる目の下のクマ、疲れて見え、メイクでも隠しきれず悩まれている方が多いです
特に笑うとクマの影が深く見えることがあります。このような変化は、目の下の脂肪とくぼみがつくる「立体的な段差」が原因です。
裏ハムラ法は、ふくらみの脂肪を取り過ぎず、くぼみへ移動して下まぶたから頬への輪郭をなだらかにするクマ取りです。
当院では、形成外科と眼科で培った目元の解剖知識をもとに、真顔だけでなく笑顔や斜めからみても自然な変化を自然な変化を目指した治療を提供しています。
笑うとクマが目立つのはなぜ?
目の下のクマは、眼窩脂肪のふくらみ、その下にある溝によって表面に凹凸ができます。そこに光が当たると影が生まれてクマが目立ちます。
下の写真の②③の溝は皮膚と骨を繋ぐ靭帯によって、皮膚が引き込まれることで形成されています。笑うと眼輪筋が動き、静止時よりクマが強調されます。

裏ハムラ法が目の下の凹凸を整える仕組み
この手術は、下まぶたの裏側を切開し、②③の靭帯の引き込みを解除します。膨らんでいる眼窩脂肪を②③の靭帯を超えてくぼみ側へ移動・固定することで、表面の凹凸がなくなって下眼瞼をなめらかに整えます。脂肪を「なくす」のではなく「配置し直す」ため、目の下がくぼんだ印象を避けながら、なだらかな輪郭を目指せます。術後は笑っても凹みの引き込みがなくなって自然です。
脱脂/ 脱脂+脂肪注入との違いは?
経結膜脱脂は、目立つ眼窩脂肪を取り除くクマ取りです。靭帯による皮膚の引き込みがない患者様には適応なのですが、実は脱脂のみが適応の患者様は全体の10%程度です。
脱脂+脂肪注入は、脱脂である程度膨らんだ分の眼窩脂肪を切除しつつ、靭帯の引き込みによる凹みに一致したエリアに脂肪を注入して、表面の凹凸をなくす術式です。静止画では綺麗になるのですが、、靭帯の引き込み自体は解除していないので笑うと不自然になったり、注入した脂肪がしこりになって目立ってしまうことがあります。
クマの原因から考えるとハムラ法が理にかなっているのです。
表ハムラ法との違いは?
比較されやすい表ハムラですが、表ハムラも脂肪を移動させることには変わりないのですが、睫毛の近くの皮膚と眼輪筋を切開してアプローチがするのが特徴です。その際に下瞼の皮膚のたるみも除去することができます。
目の下の傷はほとんど残らないのですが、、表ハムラは外反という瞼が反り返ってしまう恐ろしい合併症のリスクがあります。原因の一つとして、眼輪筋を切開することで瞼を眼球に抑えるつける力が低下する可能性が指摘されています。
骨格によってもリスクは変わりますが、下瞼のたるみを強い場合、裏ハムラ法でクマを改善させ、皮膚のみ切除する『裏ハムラ法+下瞼皮膚切除』が有効と考えています。
裏ハムラ法は眼輪筋を傷つけないので、『裏ハムラ法+下瞼皮膚切除』では眼輪筋を温存することができるのです。
裏ハムラで複視になる!?
裏ハムラ法を受けたら物が二重に見えた!とネットで見かけて心配される方がいらっしゃいます。
確かに裏ハムラ法の合併症の一つとして可能性がありますが、私の見解を述べます。
裏ハムラ法の際に、脂肪をずらしすぎて下直筋の動きが悪くなったり、誤って下斜筋を切除や損傷したことが原因と考えられます。
私の手術では、直視下で固定位置を確認しているので無理な脂肪の移動をしません。また下斜筋の解剖的位置を理解しており、危険なエリアでバイポーラで組織を焼きすぎたりむやみにハサミで組織を切ったりしません。
斜視の手術で実際に下斜筋を切除する術式があり、私は執刀経験があります。実際に下斜筋の位置を確かめ、切除します。このような経験から下斜筋がどれかわからず誤って切ってしまうことはないのです。下斜筋を美容手術で切ってしまうのは大問題ですが、実際に治療目的でも下斜筋を操作した経験のある美容外科医はほとんどいないと思います。
ダウンタイムと完成までの経過
腫れ・内出血・目の違和感は数日をピークに、1~2週間ほどで目立ちにくくなることが一般的です。ただし個人差があり、白目のむくみ、左右差、硬さ、つっぱり感が数週間続く場合があります。輪郭は腫れが引くにつれて変わるため、早い時期に失敗と判断せず、通常は1~3か月ほど経過を確認します。洗顔、メイク、入浴、運動、コンタクトレンズの再開時期は術式や回復状態で異なるため、当院の術後指示を優先してください。
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失敗・後悔を減らすために知っておきたいこと
考えられる症状や合併症には、腫れ、内出血、痛み、感染、血腫、白目のむくみ、ドライアイ、左右差、凹凸、改善不足、過矯正、感覚の変化、下まぶたの位置異常、複視などがあります。まれですが視機能に関わる合併症も否定できません。目の手術歴、ドライアイ、緑内障、甲状腺眼症、内服薬は事前にお伝えください。術後に強い痛み、急な視力低下、片側だけの急激な腫れがあれば、すぐに当院へ連絡してください。
費用と受診前に確認したい条件
当院の裏ハムラ法は自由診療で、通常料金は550,000円(税込)です。診察内容や麻酔方法、併用施術により総額が変わる場合があるため、見積書でご確認ください。効果の現れ方や経過には個人差があり、希望した変化に届かない場合や、追加治療が必要になる可能性もあります。カウンセリングでは、予算、休める日数、最も気になる表情・角度、避けたい変化をお聞かせください。当日に施術を決める必要はありません。
FAQ
Q1. 裏ハムラ法をすると、笑ったときのクマも改善しますか?
脂肪のふくらみとくぼみの段差が原因なら、笑顔で目立つ影の改善が期待できます。ただし、眼輪筋の動き、骨格、色クマは残ることがあり、どの表情でも完全に消えるとは限りません。
Q2. 裏ハムラ法のダウンタイムは何日ですか?
強い腫れや内出血は数日、見た目の変化は1~2週間が目安です。細かなむくみや硬さは1~3か月続く場合があります。大切な予定から逆算して余裕を持ちましょう。
Q3. 裏ハムラ法と脱脂はどちらがよいですか?
ふくらみだけなら脱脂、ふくらみとくぼみが連続している場合は脂肪再配置が候補になります。皮膚の余りや頬の形も関係するため、診察で比較が必要です。
Q4. 裏ハムラ法で失敗すると、どのような症状が出ますか?
左右差、凹凸、改善不足、くぼみ、下まぶたの位置変化などが考えられます。腫れている時期は判断が難しいため、緊急症状がなければ医師の指示に沿って経過を確認します。
Q5. 裏ハムラ法の効果は何年続きますか?
移動した脂肪による輪郭変化は長期的に保たれることが期待されますが、加齢による皮膚・脂肪・骨格の変化は続きます。持続期間を一律に保証することはできません。
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※美容医療にはさまざまな考え方があり、医師によって意見や方針が異なることもあります。発信内容はあくまで一つの参考としてお読みいただき、ご自身に合った納得のいく医療を選んでいただけたらと思います。
また、意図せず不正確な情報や誤解を招く表現が含まれていた場合は申し訳ありません。その際は適宜修正・補足させていただきます。
【プロフィール】
美容外科医 Dr.夏目隆太郎
形成外科で特に目元や顔面骨を中心としたお顔の手術を多数執刀
目元の治療に関しては、見た目の美しさだけでなく、眼科的な機能面も非常に重要だと考え、より安全かつ確かな治療を提供するため、現在は眼科医としても研鑽を重ねている
メスを使う治療だけでなく、ヒアルロン酸注入などの切らない施術を積極的に取り入れ、
美容外科・美容皮膚科・形成外科・眼科といった多角的な専門的視点から
新宿麗美容皮膚科にて最新美容医療を提供している
【経歴】
2020年 東京医科大学卒業 東京都済生会中央病院
2022年 東京慈恵会医科大学附属病院形成外科
2023年 東京慈恵会医科大学附属柏病院形成外科
2024年〜眼科、都内美容クリニック勤務
【所属学会/資格】
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会正会員
日本頭蓋顎顔面外科学会正会員
日本眼科学会正会員
日本美容内科学会正会員
【SNS】
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/dr.natsume?igsh=OHBvd3VtajV1bmY1&utm_source=qr